テーマ)第*6章 愛のレッスン

あなたは自分で作り出したものを保持するために多大な努力を費やしてきたが、その理由は、それが真実ではなかったからである。 したがって、今あなたは、自分の努力をそれとは反対の方向に向けなければならない。 そうすることによってのみ、努力の必要が打ち消され、実存に呼びかけることができる。...
 ということであれば、第三のステップは、あなたが何を信じたいのかの表明であり、その他のすべてを放棄しようとする意欲を伴う。 聖霊に従うなら、あなたがこのステップを踏むことを聖霊が可能にしてくれる。 あなたの警戒は、あなたが聖霊に導かれたいと思っている(・・・・・・・・・・・傍点)ことのしるしである。...
 真理は幻想を含まず、それゆえに神の国の中にある。 神の国の外にある一切は幻想である。 真理を投げ捨てたとき、あなたは自分自身を真理をもたない者と見なした。 自分が価値を認める別の王国を作り出したことにより、自分の心の中に神の国のみ(・・傍点)を保つことをしなくなった。...
 一なる子の全体に例外なく教えることにより、あなたがその全一性を知覚していることと、それがひとつだと学んだことが実証される。 今あなたは、その一体性をあなたの心の中に保つために警戒しなければならない。 なぜなら、疑念を侵入させるなら、あなたはその全一性の自覚を失い、それを教えることができなくなるからである。...
 第三ステップは、したがって、あなたの心を保護するためのステップであり、それにより、あなたは神がご自身への祭壇を置いた心の中心部のみとひとつになれるようになる。 祭壇とは信念であるが、神とその被造物は信念を超えたものである。 なぜなら、それらは疑問を超えたものだからである。 神を代弁する声は、疑問を超えた信念だけを代弁する。...
 あなたはまず最初に、「所有すること」は、得ることではなく与えることを土台にしていると学ぶ。 次に、あなたは自分が教えることは自分が学ぶことだということ、自分が学びたいことは平安だということを学ぶ。 これが神の国と同一化するための条件である。 なぜなら、それが神の国そのものの状態だからである。...
 聖霊を通して選択することが、神の国へとあなたを導く。 あなたは自分の真の実在によって創造する。 しかし、あなたは自分とは何かを思い出すことを学ばなければならない。 思い出す方法は第三のステップに内在しており、このステップは他のステップで示唆されていたレッスンをひとつにまとめて、それらを超えて真の統合へと進む。...
このレッスンは、例外を設けたい誘惑が生じることは否定しないが、例外を設けてはならないということは、実にはっきりと教えている。 となれば、ここでは、混沌の状態にあっても一貫性を保つことが、あなたに求められている。 だが、混沌状態と一貫性はいつまでも共存することはできない。 それらは相互排他的だからである。...
 第一のステップが葛藤を増大させるように見え、第二のステップが依然として、ある程度まで葛藤を伴うかもしれない一方で、このステップは、葛藤に対し一貫して警戒することを求めている。 あなたは自我を守るために警戒できるのと同じく、自我に対し警戒することもできると、私はすでに述べた。...
 これは、根本的変化に向かう主要な一歩である。 だが、それは依然として思考の逆転という側面をもつ。 あなたが警戒すべき何かがあるということを示唆するからである。 思考の逆転の第一歩にすぎなかった第一のレッスンからはるかに進歩したし、実質的には、何がより望ましいものかを識別する第二のレッスンからも同様に進歩した。...

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