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奇跡講座で扱う『赦し』は、一般的な『許し』とは異なった意味合いを持ちます。
「私は、●●さんを赦します」「私は、●●さんを赦しました」などといった形で使われることは、奇跡講座ではありません。
これは、言葉こそ『赦し』ですが、実際は一般的に言う『許し』の使い方です。
「赦すべき何かを相手がした」という前提が奇跡講座の赦しにはありません。
「相手はそのようなことは何もしなかった」というのを見て取ることが奇跡講座の赦しです。
赦しは、兄弟から自分に為されたとあなたが思っていたことは、起こってはいなかったと認識する。 罪を赦すことで、それを実在するものとして扱うのではない。 罪は存在していなかったと見るのである。 その見方において、あなたの罪のすべてが赦される。
奇跡講座ワークブック 第2部 1. 赦しとは何か 1. より
この『赦し』を筆頭に奇跡講座には、特殊な意味合いを持つものがいくつもあります。
また、これ以外にも理解すべき教えが存在します。
とはいえ、『奇跡講座』をすべて読破しなければ赦しは行えない、という訳ではありません。
むしろ、『奇跡講座』を読んだとしても字面を追うだけで理解が伴わなければ、実践には程遠いでしょう。
逆に、『奇跡講座』を読まなくても、要点を理解し準備が整いさえすれば、実践に入ることができます。
(「準備が整う」のであって、「準備を整える」(準備をする)ではないことに注意してください。)
そもそも、普遍的体験がなければ、『奇跡講座』は正しく読めませんし、たとえ読めたとしても理解するには及ばないでしょう。
ですが、教えの中から、赦しに関連する要点を正しく理解すれば(+準備が整えば )実践に入ることが可能です。
ですので、まず要点を正しく理解し、さっさと普遍的体験をしてしまうことが得策だと考えます。
そうすれば、『奇跡講座』を理解しながら読み進めることも可能になります。
この普遍的体験(奇跡体験)については『奇跡講座』でも次のように記述があります。
『奇跡講座』は、「普遍的な神学は不可能だが、普遍的な体験ならば、可能であるばかりか、必要である」(「教師のためのマニュアル」:「用語の解説」 序文・2)と、はっきりと述べている。
奇跡講座テキスト 『奇跡講座』まえがき ◆◆◆構成 より
奇跡に関するコースにおける最初の根本的な原理を教えるのに、最も難しく見える奇跡が最初に達成できると実証する以上によい方法があるだろうか。
奇跡講座テキスト 第19章 四 平安への障害 C. 第三の障害 ― 死の魅力 ⅰ. 腐敗しない肉体 6. より
普遍的体験をするには、理解だけでなく準備が整うことは必要ですが、準備が整い次第、すぐにでも実践に入れるようにしておくことには意義はあると思います。
準備が整うとは、「信」と「意志」(意欲)、そして「愛の発露」(奇跡衝動)です。(下図参照)
このあたりも、重要な部分なので詳しく説明していきます。
赦しを実践するには、基本的な考えに対する「理解」について、以下のことがわかっていることが必要です。
これらが理解できて初めて実践のスタートラインに立てる、ということです。
そして、これらに「信」と「意志」、「愛の発露」が揃ったときに赦しの実践が開始できます。
では、これらについて詳しく見ていくことにしましょう。
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※公開はすでに終了しています。(2021.5.5)