JACIM小冊子にある「幻想直視のやり方」

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 幻想直視 のやり方は、『奇跡講座』の中には具体的記述を見つけることができません。

 やり方に関しては、各人に任されている部分です。

 

 JACIM小冊子の中にやり方に関する記述とみられる部分があります。

 

 JACIMの小冊子「『奇跡講座』の赦しのプロセス~思考の逆転」にある「何を、どう見るのか」(P.90)が該当すると思われますので、そこをピックアップしてみます。

 

 

 

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 ※ JACIM小冊子では幻想直視を「自我を直視する」と表現しています。(同じ意味です)

 

 

『赦しの第二ステップ』を確認

 まずはJACIM小冊子「『奇跡講座』の赦しのプロセス~思考の逆転」の「ステップ2」(P.79~P.103)の部分を取り上げます。

 

 

  • 赦しの三つのステップ【ステップ2】:手放すために心の中を見る ~ 他者との葛藤の状況を通して浮上してくる感情が、自分の中の「罪・罪悪感・恐れ」にアクセスできるチャンス ~ 無意識化された自己概念である「罪・罪悪感・恐れ」を見る、意識化する
  • 自我を直視する具体的やり方:「私はこれ(相手がやったこと)と同じことをする自分を、責めたいだろうか」と自問 → 「責めたい」 → 本当のところ「自分を責めている」ことに気づく
     
  • 何を、どう見るのか:この罪悪感を生じさせる原因となった一つの選択にまでさかのぼるために見る ~ 自分の中の恐れと罪悪感と罪の想念の関係を冷静に観察する ~ 源までたどることで「自分は罪を犯した」と信じるという選択をしたことに気づく ~ 「手放したい」と望むことろまできたら、ステップ2は完了します

 

 

 この中の、「何を、どう見るのか」が、最大の焦点になります。

 

 具体的にどのように見るのかに関して次のように解説しています。

 

 

具体的にどのように見るのか

 JACIMの小冊子「『奇跡講座』の赦しのプロセス~思考の逆転」の「自我を直視する」の中の「何を、どう見るのか」(P.90)より見ていきます。

 

 

 

【自我を直視する(基本コンセプト)】

  • ネガティブな感情を見る
  • このネガティブな感情を使って、その奥にあるものを突き止める
  • この罪悪感を生じさせる原因となった一つの選択にまでさかのぼるために見る

 

 

<自分の中にある罪悪感や恐れを確認していく>

 

1. まず、心の中に何があるかを確認するために、じっと見て、それ(ネガテイブな感情・罪悪感)を感じることが必要。 冷静に見つめて、感じていく

  ↓

2. 「自分を咎める気持ち」+「怖い」という気持ちがあることがわかる

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3. 完全な愛や完全な平安に近づいていく、ということを思い描いてみる

 ↓

4. ある時点で、「愛に近づきすぎると、こわくなる」と感じられる

 ↓

5. さらによく見てみる

 ↓

6. その恐れの感覚には、もっと、いろいろな想念が入り混じっていることがわかる

 ↓

7. 罪悪感を感じる

 ↓

8. この時に、自分の中の恐れと罪悪感と罪の想念の関係を冷静に観察する

9. 実際に心の中を見て自分で感じている感覚をたよりに、その源までたどっていくと、確かに自分がそれを選択しているということがわかる

10. それを手放したいと望むようになる (ここで赦しの第二ステップは完了)

11. すでに達成されている答えを受け取ることができるようになる (ここから赦しの第三ステップ)

 

 ーーー

 

12. 答えを受け取る

 

 

 

 このようにして、自我のやっていることを静かに見ていくと、このすべてが、なぜ起こっているのか、ということがわかってきます

 

 これは、何時間も延々と見続けていなければならないということではなく、何か動揺があったときに、心の中を少しの間このように見ればいいだけです。

 

 

 ただし、赦しの第二ステップ完了までくるのにかかる時間は、それぞれの赦しによって異なります。

 

 一瞬から数分でできるときもあれば、数日、数週間、数ヶ月、ときにはそれ以上かかることもあります。

 

 本当に正直に、ごまかさずに、自分の心の中にあるものを見ていくことが必要になります

 

 

 

<恐れが激しすぎて、心の中を見続けることができないようなとき>

 

 自分を咎めずに、ただ自分は神の愛を恐れているということを静かに確認するだけで充分。 ずっと見続けている必要はない

 

 

<他にもいろいろな抵抗がたくさん浮上してくるとき>

 

 深刻にならずにただ静かに眺めていく。(ただし、正当化したり開き直ったりしてはだめ)

 

 

<自分の選択だったとわかっても、まだ手放したくないと感じているようなとき>

 

 その感覚をも咎めずに見ていくことをやっていく

 

 

 

 

 

 以上、JACIMの小冊子「『奇跡講座』の赦しのプロセス~思考の逆転」からの引用でした。

 

 

 JACIM別館のQ&Aにも関連記事があります。

https://www.jacim.com/jcm/?p=2654&id=from_from-jacim-booklet2

 

 

実際の実践にあたって

 実際にやってみると、うまくいかない人もいるかもしれません。 これでもまだよくわからない人もいるかもしれません。

 

 実際にこのやり方で合っているのか、それとも違うのか、ずれているのか、もっと詳しく知りたいと思われる方もいるでしょう。

 

 正直、私自身も、このJACIM小冊子に記述されているやり方については、よく理解できていません。

 

 

 基本コンセプトから外れていなければ、それぞれのやりやすいやり方でいいと思います。

 

 

 基本コンセプトはこうでした。

 

  • ネガティブな感情を見る
  • このネガティブな感情を使って、その奥にあるものを突き止める
  • この罪悪感を生じさせる原因となった一つの選択にまでさかのぼるために見る

 

 

 私も自分なりにアレンジしたやり方で行っています。 

 

  

 とにかく第二ステップが完了すればOKです。

 

 第二ステップが完了すれば、それはすなわち第三ステップとなり、あとは聖霊がやってくれます。

 

 

 すなわち、即時に奇跡体験が起こるということです。

 

 

 これは、即座に・・・傍点)知覚の変化が起きる、ということです。

 

 実践する前に感じていたネガティブな感情が瞬間的に変化する、違うものになっている、解消されている、ということです。

 

 もはやネガティブには感じない、ということです!

 

 

 ですので、奇跡体験が起きればそのやり方で合っているということです。

 

 

 

 実際に実践している方がどのようにして取り組んでいるのかを教えてもらうのも一つの手でしょう。

 

 きっといろんなやり方があると思います。

 

 

 

 私自身が実践しているやり方については、こちらにまとめています。