偶像(何かを必要とする不完全な自己)か、さもなければ、神があなたについて抱いている想念(完全無欠性を持つ自己)か、どちらかがあなたの実相である

 あなたが居る場所以外のどこに、があなたについて抱いている想念が存在できるだろう。 あなたの実相は、あなたから離れているようなものだろうか。 そして、それはそれ自体が何も知らない世界の中に存在するようなものだろうか。 あなたの外側には、永遠の天穹はなく、不変なる星も、実相も存在しない。 天の子の心は天国の中に存在する。 そこでは、父の心子の心が、終わりなき創造においてつながっている。 あなたには二つの実相はなく、一つの実相があるだけである。 また、あなたが一つ以上の実相を自覚することもあり得ない。 偶像か、さもなければ・・・・・・傍点)があなたについて抱いている想念か、どちらかがあなたの実相である。 それならば、忘れてはならない。 偶像はあなたの本性を、神の心からではなくあなた自身の心から、隠し続けることになるということを。 星は今も輝いており、天穹は一度も変わったことはない。 それにもかかわらず、神ご自身の聖なるであるあなたが、自分の実相を自覚していないのである。

 

奇跡講座テキスト  第30章  三 すべての偶像を超えて  11.