何かについて防衛する必要が生じるように感じるとき、あなたは、自分自身を幻想(自我)と同一視しているということを忘れてはならない。 どの幻想も一つとして、あなたが(神/あなたの実相から)分離しているという信念を土台にしていないものはない

 何かについて防衛する必要が生じるように感じるとき、あなたは自分自身を幻想と同一視しているということを忘れてはならない。 そうなると、あなたは孤独であるがゆえに自分を弱き者と感じる。 これがすべての幻想の代価である。 どの幻想も一つとして、あなたが分離しているという信念を土台にしていないものはない。 重たく頑丈で不動なものとして、あなたと兄弟の間に介在しているように見えないものは一つもない。 そしてどれ一つとして、真理が軽く通り過ぎていけないものはなく、あまりに容易に通過できるので、あなたは以前それをどのように考えていたとしても、それが無であることを確信せずにはいられなくなる。 あなたが兄弟を赦すなら、必ずこのようになる。 なぜなら、それを貫通不可能であるように見せ、その不動性という幻想を防衛しているのは、自分と兄弟との間に介在するように見えるものを見過ごしたくないというあなたの気持ちだからである。

 

奇跡講座テキスト  第22章  五 弱さと防衛の姿勢  6.