恐れとはなんと弱く、なんと卑小で無意味なものだろう。 愛がつなげた者たちの静かな強さの前では、なんと取るに足らないものだろう! これがあなたの「敵」、宇宙を攻撃しようとする怯えたネズミである。 その攻撃が成功する可能性はどのくらいあるのだろうか。 自分が万能だと告げるその弱々しい鳴き声を無視するのは、難しいことだろうか。 この弱き声がかき消そうとしているのは、全宇宙のすべてのこころがひとつになって永久に歌い続けている、創造主への讃美歌である。 どちらのほうが強き者だろうか。 このちっぽけなネズミだろうか。 それとも神が創造した一切だろうか。 あなたと兄弟は、このネズミによってではなく、神の意志によって共につながったのである。 そして、神がつなげたものに、ネズミが背くことができるだろうか。
奇跡講座テキスト 第22章 五 弱さと防衛の姿勢 4.