幻想は、真実であるはずのものに対抗する。 対立は、実相からではなく、幻想から生じている。 実相は何に対しても反対しない。 ただ在るだけのものは、防衛を必要とせず、それを差し出すこともしない。 幻想のみが、その弱さゆえに防衛を必要とする。 そして、弱さのみが邪魔をしている真理の道を歩むことが、難しいなどということがあるだろうか。 この葛藤のように見えるものの中で、強き者はあなたである。 そしてあなたにはいかなる防衛も必要ない。 防衛を必要とする一切は、あなたが望まないものである。 なぜなら、防衛が必要なものは何であれ、あなたを弱めることになるからである。
奇跡講座テキスト 第22章 五 弱さと防衛の姿勢 1. /2