肉体は自分を病ませることができないので、肉体が癒えるということはあり得ない。 肉体に癒しは必要ない。 肉体の健康や病気は、心が肉体をどのように知覚するか、そして心が肉体をどのような目的に使おうとするかで決まる。 心の切片が自らを普遍的目的から分離したものとして見ることができるということは、明白である。 これが起こるとき、肉体はその目的に対抗して用いられる武器となり、分離が起こったという「事実」を実証することになる。 肉体はそのようにして幻想の道具となり、そのように行動する。 すなわち、存在しないものを見、真理が一度も語らなかったことを聞き、狂気によって幽閉されているので狂った行動をとる。
奇跡講座テキスト 第19章 一 癒しと信 3.