自らが迫害されたかのように応答するなら、あなたは迫害(迫害という存在し得ない概念/自我の思考体系)を教えている。 あなたは、自分が信じていること(選択し信じている思考体系)を教える(自分にも人にも教える/共有する)ということを、常に覚えておきなさい

 すでに述べた通り、「人は自ら教える通りに学ぶ」のである。 自らが迫害されたかのように応答するなら、あなたは迫害を教えている。 このようなレッスンは、もし自らの救済を実現しようとするのなら、神の子が教えたいと思うべきレッスンではない。 むしろ、自分自身の完全な免疫性という、あなたの中にある真理を教えなさい。 そして、それは襲われることなどあり得ないと悟りなさい。 自分でそれを守ろうとしてはならない。 そのようなことをするなら、それが襲われ得るものだと、信じていることになる。 あなたに求められているのは、十字架につけられることではない。 それは、私自身の教育的貢献の一部であった。 あなたは、ただ、間違って知覚してしまいたくなる誘惑がはるかに少ない状況で、私の手本に従うことと、そのような誘惑を怒りの誤った正当化として退けることが、求められているだけである。 正当化できないものが正当化される道理などあり得ない。 それがあると信じてはならない。 そして、それがあると教えてはならない。 あなたは自分が信じていることを教えるということを、常に覚えておきなさい。 私と共に信じなさい。 そうすれば、私たちは教師として対等になる。

 

奇跡講座テキスト 第6章  一 十字架刑のメッセージ  6.