奇跡講座は、外側の世界を「それでいい」とする生き方

最新更新: 2022-09-26　作成開始: 2022-08-31　最後↓

　私が常に言い続けているのがこれです。

レッスン２６８　主題概念：すべてのものを、あるがままにしておこう。

あなたの被造物に私が干渉し、それを病んだ形に歪めようとすることがありませんように。 被造物の一体性に別なことを望んだ自分の願望を快く退け、それをあなたに創造されたままにしておくことができますように。 そのようにしてこそ、私もまたあなたに創造されたままの私の自己を、認識できるようになるのですから。

 奇跡講座ワークブック　　レッスン２６８　 すべてのものを、あるがままにしておこう。　1.　より

　あなたの心の平安が乱されている真の原因は、相手（神の被造物）ではありません。

ほんとうの原因は、今のあなた自身です。

　心の平安が乱れているとき、あなたはかならず相手（外の世界）を変えようとしているはずです。

　まずこのことに気づきましょう。

　そして、なぜ今のこの自分は相手を変えようとしたがっているのかを認識します。

　それは相手が変わってくれるほうが自分にとってメリットがあると思っているからです。

　さて、それはどんなメリットなのでしょうか。

　それは自分の中にある恐れをなんとかするためのもののはずです。

　では、その恐れはそもそも本当にあるのでしょうか。

　それは真実ですか？

　赦しとは、相手（外の世界）を変えず、そのままにできる、あるがままに見れるようになるために、自分の中にある勘違いに気づくために内側を見るだけです。

自分の誤り、すなわち勘違いに気づけば赦しは完了します。

　同じことがレッスン３１１とレッスン３１２にも見られます。

レッスン３１１　主題概念：私はあらゆるものごとを、自分が望む通りのものとして判断する。

判断というものは、真理から身を守る防衛の武器として作り出された。 それは判断されている対象を分離させ、あたかも別個のもののように引き離す。 それからそれを、あなたが望む通りのものに作り上げる。 それは全体が見えないために、自ら理解できもしないものについて是非の判断を下している。 だから、誤った判断をする。

 奇跡講座ワークブック　　レッスン３１１　 私はあらゆるものごとを、自分が望む通りのものとして判断する。　1.　より

レッスン３１２　主題概念：私はあらゆるものごとを、自分が望む通りのものとして見る。

今日、私の目的は、自分で下したすべての価値判断から解放された世界を見ることだけです。 父よ、今日、これが私に対するあなたの意志であり、だからそれは私のゴールでもあるはずです。

 奇跡講座ワークブック　　レッスン３１２　 私はあらゆるものごとを、自分が望む通りのものとして見る。　2.　より

　レッスン２５３も同じ趣旨の内容です。

「私の身に起こることは、私が望んでいることである。 （中略）  このことを、私は受け入れなければならない。」（W-pI.253.1）

レッスン２５３　主題概念：私の自己は、宇宙の支配者である。

私自身から招かれずに私のもとにくるものはない。 この世界においてさえ、私の運命を支配するのは私である。 私の身に起こることは、私が望んでいることである。 生じないものは、私がそれが起こることを望まないものである。 このことを、私は受け入れなければならない。 なぜなら、そうすることにより、私はこの世界を超えて、天国の中の私の被造物、すなわち私の意志から生まれた子どもたちへと、導かれるからである。 そこには、私の神聖なる自己が、私が創造した彼らと、私を創造した神とともに、住んでいる。

 奇跡講座ワークブック　　レッスン２５３　 私の自己は、宇宙の支配者である。　1.　より

　これは、私たちが日々直面するものごとに対し、「そんなもの自分は望んでいない！」と言うのではなく、「これが自分が望んでいるものです」と言うことです。

つまり、外側の世界に対して「それでいい」とする生き方です。

　これが神の意志であり神の意志と一致した自分がもつべき意志です。

　あなた自身がこの神の意志と一致している、同意している必要があります。

　そして大事なのは「それでいい」と言えない自分の中にある誤った判断を深く見つめ、その根拠となった誤った信念を解除することです。

だから、世界を変えようとするのはやめなさい。 そうではなく、世界についてのあなたの心を変えることを選びなさい。 知覚は結果であって、原因ではない。 だからこそ、奇跡における難しさの序列というものは無意味なのである。 心眼ヴィジョンで見る一切は癒されており、神聖である。 心眼ヴィジョンを通さずに知覚されるものは何も意味しない。 そして意味がないところには、混沌がある。

 奇跡講座テキスト　 第２１章　　序　　 1.　より