· 

自分に命令するのではなく自分自身に聞く(2)

最終更新日: 最後↓

 

 

 自分自身を権威にする。 自分自身を信頼するにはどこから手をつければいいのでしょうか?

 

とりあえずでいいので自分に聞いてあげる

 

 最初からすぐに、「はいそうですか、わかりました」と、自分自身を信頼して愛して味方することはできません。

 

 これまでその逆のことを長いあいだ自分自身にしてきたのですから。

 

 

 ではどうするのか。

 

 

 まだそこまで信頼していなくても、愛せていなくても、味方になれなくても、自分自身に聞くことは出来るはずです。

 

 

「自分はどうしたいのか?」

 

 

 自分自身に聞いてその意見が聞けたところで、まだ信頼していないのですから、採用するかどうかわかりません。

 

 それでも聞くことは出来ます。

 

 

とりあえず、聞く。 聞いてあげる。

 

 

 どんな回答が出てくるかはわかりません。 もしもう分かっている、聞くまでもない、と思ったとしてもなんとか聞いてあげてください。 何と答えるかは実際に聞いて見ないとわからないものです。

 

 

それは本当の自分の心の声か?

 

 自分の心の声には2つあります。(厳密には、もう一つありますが混乱するのでいずれ補足します。)

 

  • 自我の声
     
  • 本当の自分の声

 

 

 最初は見分けがつきません。 つかなくていいんです。 とにかく、合っているほうに聞こうが、間違った自分に聞こうが、「自分に聞く」、これが大事です。

 

 とにかく聞く習慣をつけることです。

 

 

 自分に聞く習慣ができるにつれて、自我の声は恐れから生まれて来ているもので、その恐れを回避するためにこうしたい、こうすべきだ、という声になっているのが分かってきます。

 

 

 本当の自分の声は恐れがないときに出てくる声です。

 

 ですが、そのほとんどが恐れによって掻き消されています。

 

 

 ですので、次のように聞いてあげてください。

 

 

 「もし恐れがなかったならどうしたい自分が居るのだろう?」

 

 

 どう答えたでしょうか? 最初に聞いていたものと回答が変わりませんでしたか?

 

 

 だからといって、その聞いた答えをそのまま信頼しろとは言いません。

 

 最初は、この自分自身とのやりとりだけでもとても意味のあることです。

 

 

 もちろんこれだけですぐに自分を信頼する、味方する、権威にすることはできません。

 

 

 ですが、突破口はここから開きます。