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世の人に見る、三重苦とは
世の中の多くのの人が苦悩に陥っていて、抜け出せないでいる。
この3つがその三重苦。
- 世間の(あるいは人生の)仕組みを知らない
- 信じて本気で取り組もうとしない
- 取り組むにしてもそのやり方がわからない
1.世間の(あるいは人生の)仕組みを知らない
実のところ、この仕組みについては奇跡講座によらずさまざまなところですでに語られている。
『奇跡講座』であれば、冒頭にある教義の部分を読むだけもそれは学べる。
解説が必要ならこちらの小冊子を読めばいい。
さらにかみ砕いた解説が必要なら当方でも手取り足取り行っている。
奇跡講座を教えるどの教師に師事しようともおそらく同じことを学ぶはず。
当サイトでも何度も語っている部分。
端的に言えば、次の通り。
「この嫌な状況は自分の根にある思考※ が作り出している。
これを訂正すれば解決する。
これが赦し。
これ以外の方法では解決しない。
世界を変えようとしたところで変わらないし解決しない。」
だがほとんどの人がこの真理を知らない。
これが1つ目の苦。
________________
※ 根にある思考とは、信念のさらに奥にある信念。 この誤った信念を訂正するのだが、外の世界を変えるために信念を訂正するといった一般的によく言われている浅いレベルの訂正を意味するものではない。
2.信じて本気で取り組もうとしない
ほとんどの人はこの仕組みを信じないし、信じられない。
理解もできない。
実感がなく、ピンと来ないからだろう。
さらにこの教え自体、間違っているかもしれない。
信憑性がない。
本当にそんなことになっているのか、そんな仕組みになっているのか。
だから、私たちはみないつまでも、外の世界を変えようとするし、変えたがる。
自分の思い通りに世界がなってくれれば、この問題は解決すると思っている。
外が変われば問題が解決すると思っている。
そのために死闘を尽くす。
もちろんこの私も例外なくそうやってきた。(今もまだやってしまう。)
みんながずっとこれまでやってきたやり方だ。
つまり、相手や外の世界の今あるその状態「あるがまま」ではなく、こう「あるべき」姿になるよう要求している。
これまでやってきた相手を変えるという古いやり方でやってはいけないとは言っていない。
やっていい。 気が済むまでやっていい。
だがそのやり方ではどうしても解決しない問題に直面する。
これまでの外の世界を変える古いやり方では問題はテコでも動かない。
解決しない。(むしろ悪化しているかもしれない。)
そんな時、別のやり方がある。
それが 赦し という新しいやり方。
だがこの新しいやり方を採用するには、今までの古いやり方を嫌と言うほどやって、何かがおかしい、このやり方は違う、もう無理だとはっきり認識しない限り、手にはできないだろう。
奇跡講座で言うところの
「何か別の道があるはずだ。」(『奇跡講座』まえがきより)
ここが難しい障壁。
この新しい教えはあまりにもなじみが無く、信頼性に欠ける。
信頼性の無さを乗り越えるには、これまで信頼してきた古いやり方に疑問が生じて信頼できなくなった時になる。
それまではおそらく無理。
本気になれないから。
本気で取り組めないから。
これが2つ目の苦。
3.取り組むにしてもそのやり方がわからない
あなたは真実を求めて『奇跡講座』にやってきている。
少なくともこれまでのやり方ではうまくいかないと人生のどこかで気づき、違う考え方を探しているはず。
そして、すでに「あるがまま」や「答えはあなたの中にある」など耳が痛く聞き飽きるほど聞いてきたと思う。
赦しの仕組み(教え、考え方)は学べる。
この仕組みが理解できて「もうやろう」と、いつかあなたは決意する。
人は、少なくともこれまでのやり方ではうまくいかないと人生のどこかで気づき、違う考え方を探す。
そして、信じて取り組めるだけの納得を必要として、みな『奇跡講座』を読んだり外部に学んだりして決意に向けて準備する。
そして、ついに準備ができて本気で取り組む。
だが、その具体的なやり方が分からない。
これが3番目の苦。
『奇跡講座』には具体的なやり方の記述はない。
しかし、あなたは何とかして具体的なやり方を見つけ出す。
あなたは本気だから。
私のやったように編み出すかもしれない。
それをあなたに教えることもできる。
だが、先の2つが揃わない限り、役には立たない。
今のあなたがいくら頑張って決意したとしても無効
あなたは準備ができているだろうか。
本気で取り組む決意ができているだろうか。
この決意は今のあなたには決められない。
今のあなたが本気で取り組むとどれだけ頑張って決意したとしても無効。(理由はこちらに書いた。)
決意は頑張って決めるものではなく「決まる」。
準備はいつかは人生によって整えられる。
苦難という叡智が繰り返し押し寄せることによって。
聖霊のカリキュラムへ変更
奇跡講座で言う「カリキュラム」とは、外側を変えて問題解決を図ろうとするか、内側を訂正することで問題はそもそもなかったという視点に立つか。
前者は、自我のカリキュラム。
後者が、聖霊のカリキュラム。
このカリキュラムの変更がいつ起こるか。 これが人生の分岐点。
もしあなたのカリキュラムの成果があなたを不幸にしているなら、そしてもしあなたが異なった成果を望むのであれば、明らかにカリキュラムの変更が必要である。
奇跡講座テキスト 第8章 一 カリキュラムの方向 5. より
真の方向転換が可能になるには、その前にまず、このようなカリキュラムがまったく無意味であることが充分に認識されなければならない。
奇跡講座テキスト 第8章 一 カリキュラムの方向 6. より
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