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ですので赦しに取り組む上でポイントとなる手順をまとめるとこうなります。
赦しの実践に入るまでの手順
- 【原理原則】 外の世界、すなわち今あなたがそうだと感じている嫌な出来事や相手は、本来のあなたはまったく嫌な気持ちにはならない。
- 外の世界、その嫌な相手は自分が作り出している。 自分自身が呼び出した。
- 本来の自分なら嫌な気持ちにならないのに、今そうでない。 すなわち『イライラするのは自分の問題』。
- そこでしっかり立ち止まり、自分に向き合えるかどうかが勝負。
- 【赦しの実践(幻想直視)】 相手のせいにすることなく自分に問題があるとして、本来の自分ならイライラするはずがないのに今の自分はそう感じている、それは何なのか、どこにあるのか。 どんな考え方や価値観がそうさせてしまっているのか、それを真剣に見に行く、探しに行く。
実践するにあたってはこれだけです。
そのすべては心の状態、心的態度、心の姿勢です。
このことが受け入れられれば実践において『奇跡講座』は要りません。 読まなくても赦しはできます。
奇跡講座のことをよく知らない人でも赦しの実践ができるということです。
とはいえ、このことをすぐに受け入れられる人はごく一部でしょう。
この心の姿勢を作る(信を置く)ために、奇跡講座を学んでいくことになります。
とにかく自分の問題として向き合える状態、赦しができる状態が作れるか
普通の人にとってこの心の状態を作るのは簡単ではありません。 多くの場合、自分より相手に問題があると考えるからです。
大量のページをもつこの『奇跡講座』三部作によって、理論と実践の面から心の姿勢づくりが支えられています。
この心的状態を確立した上で、真剣に自分の心の課題に向き合えば自ずと答えが見えてきます。
その際、自分で解決策を探さない(自分の外に解決策を見出さないことはもちろんのこと、自身の中に答えを探すことはするが、答えは自分の中〔聖霊〕からやってくるものであってそれを自分で見つけようとはしない(これが答えだと自分で決めない。{奇跡講座では何もする必要がないを指す。以下参照。}こと。 とにかく真剣に探す{奇跡講座では観想を指す。以下参照。}ことが大事)、などいくつか注意点はありますが、試行錯誤をする中できっと見つかるはずです。
今あなたに必要なことは、自分は何もする必要がないと思い出すことだけである。 (中略) 誘惑と格闘し、罪に屈服すまいと戦う者たちにようやく平和が訪れるとき、また、観想に捧げられてきた心についに光が訪れるとき、あるいはゴールが誰かによって達成されるとき、それは常に一つの幸せな認識、すなわち、「私は何をする必要もない」という認識と共に訪れる。
奇跡講座テキスト 第18章 七 私は何をする必要もない 5. より
もしそれでもうまくいかないとしたら、何かがおかしいのでしょうから、自らの動機や姿勢を確認して下さい。
奇跡は自然なものである。 それが起こらないときは、何か間違いが起こったのである。
奇跡講座テキスト 第1章 一 奇跡の原理 6. より