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見落とされている重要なステップ

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 前ページでは『奇跡講座入門』『神の使者』それぞれの、赦しのステップに関する引用を見てきました。

 

 問題のステップは第2ステップにありますので、もう一度、その部分を引用します。

 

 

 

  • 第2ステップに関する部分 (『奇跡講座入門』 P.127 - P.131より引用)

 その次にくるこの第二ステップでは、この罪悪感それ自体も、かつて自分自身が下した一つの決断の表れであると認めるのです。 それは、自分のことを罪悪感を抱いた有罪な者として見ることに決め、罪悪感のない無罪の者とは見ないことにするという決断です。

 

 こうした決断の代わりに私たちが受け入れなければならないのは、自分は神の子であって、自我の子ではない、ということです。 そして、自分の真の家は神の中にあって、この世界の中にはない、ということです。

 

 しかし、それを受け入れられるようになるためには、まずその前に、自分の中に罪悪感があるということを正視して、その上で、罪悪感というものは自分の真の本質ではないと認めなければなりません。

 

 そして、私たちがそれを認めることができるようになるための手段として、その前にまず、誰か他の人を見て、「私が自分の罪悪感を投影することによって作り上げたあなたは、真のあなたではない。 あなたは、本当は、神が創造したままの存在である」と認めることが必要なのです。

 

 (中略)  ですから、第二ステップは、自分の罪悪感を正視して、それは自分がでっち上げた作り事であると自ら進んで認めようとする意欲をもつことです。

 

 (中略)   第二ステップは、事実上、聖霊に向かって、「私は、もはや、自分自身を罪悪感にさいなまれた者として見ることを望みません。 どうか、これを私から取り去ってください」と求めることです。

 

 

 

 どうでしょうか。 前ステップと同様、第2ステップについても、考え方や心の姿勢のことが中心です。 意欲の話です。

 

 

 この中で、特に注視してもらいたいのは、以下の部分です。

 

 

 

自分の中に罪悪感があるということを正視して、その上で、罪悪感というものは自分の真の本質ではないと認めなければなりません。

 

 

 

 

 これは完全に「幻想を直視する」ことの話です。 聖霊と共に幻想を直視する。 自我の想念を観想することです。

 

 

 

幻想を直視しない限り、誰も幻想から逃れることはできない。 見ないでいることにより、幻想が保護されているからである。

 

 奇跡講座テキスト 第11章  五 自我の「力動論」  1. より

 

 

 

幻想を保護せずにじかに見つめること以外に、どのようにして幻想を一掃できるだろう。

 

 奇跡講座テキスト 第11章  五 自我の「力動論」  2. より

 

 

 

 

 赦しの3つのステップでは多くは語られていないこの隠されたステップを組み込んだ上で、赦しの3つのステップを整理してみます。