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幻想直視のやり方(3)

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 テーマと動機の確認ができたら、いよいよ原因を自分の心の中に探しに行きます。

 

 

原因を自分の心の中に探しに行く

 奇跡講座の原理原則からすると、本来の自分であれば、あるいはキリストのような人物であれば、今回のこのような出来事によって感情が揺さぶられることはありえない、嫌な気持ちになったり動揺することはありえない、ということでした。

 

 

 

にもかかわらず、今の自分は感情的に影響を受けている。

 

 

これは何かがおかしい。

 

 

 

 このように考えます。

 

 

 そして、その原因を心の中に探しに行きます。

 

 

 間違っても、外に・・傍点)原因を探しにいってはいけません。 「相手がこうしなかったからだ。」あるいは「自分がもっとこうしていれば。」 また「こうやればうまくいくかもしれない。」と。 もしそうであれば、前ページをもう一度よく見直してやり直してください。

 

 

 

あなたがひとりで下す決断はどれもみな、何が救済であり、何から自分が救われるべきかを、自分で定義しようとしていることを示している。 聖霊は、すべての救済は罪悪感からの脱出だと知っている。 あなたには他に「敵」はいない。

 

 奇跡講座テキスト 第14章  三 無罪性を選ぶ決断  13. より

 

 

 

今あなたに必要なことは、自分は何もする必要がないと思い出すことだけである。今は、このことに意識を集中させることのほうが、自分が何をすべきかを考えることよりも、はるかに有益である。

 

 奇跡講座テキスト  第18章  七 私は何をする必要もない  5. より

 

 

 

 

 ここで言う「何もする必要がない」とは、文字通り何もしなくていいということではありません。

 

 自分ひとりで決断しない、自分勝手に解決方法(救済)を考えない、ということです。

 

 自分の内面を見る作業はやらなくてはなりません。 幻想直視は必要です。 これは必須です。

 

 

 

真理の探求とは、真理を妨害するあらゆるものを正直に探し出すことに他ならない。

 

 奇跡講座テキスト 第14章  七 知覚を聖霊と共有する  2. より

 

 

 

癒しとは、智識の前に立ちふさがるすべてのものを取り除くこと以外の何だろう。 そして、幻想を保護せずにじかに見つめること以外に、どのようにして幻想を一掃できるだろう。

 

 奇跡講座テキスト 第11章  五 自我の「力動論」  2. より

 

 

 

 

 次に続きます