あなたが学びたいと望まない限り、世界はあなたを表すいかなる形象をもあなたに教えることはできない。 いつの日か、形象の数々がすべて消え去り、あなたは自分がいかなるものであるかを知らないとわかるときがやってくる。 封印を解かれて開かれたこの心へと、真理が、妨げられることも束縛されることもなく戻ってくる。 自己の概念が脇に置かれたところでは、真理がありのままに開示される。 すべての概念が疑われ、疑問視され、いずれも光に耐え得るような前提に基づいてはいないと認識されるとき、真理は、罪悪感から自由で清浄な自らの聖域に自由に入っていくことができる。 以下の声明以上に、世界が聞くのを恐れているものはない。
私は、私であるものを知らない。 だから、私が何をしているのか、どこにいるのか、あるいは、この世界や自分自身をどのように見たらよいのかも、知らない。
だが、この学びの中で救済が生まれるのである。 そして、本来のあなたである存在が、あなたにそれ自身について教えてくれるだろう。
奇跡講座テキスト 第31章 五 自己概念 対 自己 17.