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ここ(無垢性を掲げるあなたに攻撃をしかけてくる兄弟たちに対してあなたが行う有罪宣告)にあるのが、あなたの兄弟が永遠に咎めを受けることを保証する(自我の)主要なレッスンである。 今や、あなたであるものが(投影されて)彼の罪となっているからである。 これに関しては、いかなる赦しも不可能である

 ここにあるのが、あなたの兄弟が永遠に咎めを受けることを保証する主要なレッスンである。 なぜなら、今や、あなたであるものが彼の罪となっているからである。 これに関しては、いかなる赦しも不可能である。 彼が何をするかはもはや問題ではない。 なぜなら、あなたの非難を込めた指先は、ためらいなく、正確に狙いを定めて、彼に向けられているからである。 その指先はあなたにも向けられているのだが、このことはさらに奥深く、無垢なる顔の背後に広がる霧の中に隠されている。 そして、覆いのかかった保管所の中に、彼の罪やあなたの罪のすべてが温存され、闇の中に保持されている。 光ならばそれらが誤りであることを必ず見せてくれるが、この闇の中では、それらが誤りとして知覚されることはあり得ない。 あなたは自分であるものについて非難されることはできず、それが自分に行わせることを変えることもできない。 そうなると、声には出さずとも絶え間ない緊迫感をもって、自分である憎むべきもののゆえに依然として兄弟を咎めているあなたにとって、兄弟は自分の罪の象徴ということになる。

 

奇跡講座テキスト  第31章  五 自己概念 対 自己  6.