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(自我による)この世界の学びは、世界の現実に適するように調整された(偽りの)自己の概念の上に構築されている。 (この世界の要求に応えられるだけの)自己の概念を構築することが、この世界の学びが目的としていることである

 この世界の学びは、世界の現実に適するように調整された自己の概念の上に構築されている。 それはそれにぴったりと当てはまる。 というのも、これは影と幻想の世界に適する形象だからである。 この自己の概念はここをわが家のごとく歩き回り、ここでそれが見るものはそれとひとつである。 自己の概念を構築することが、この世界の学びが目的としていることである。 すなわち、その目的は、あなたが自己なしでやってきて、次第にそれを作り上げてゆくということである。 そして、「成熟期」に達するころまでに、あなたは世界と対等の立場で出会えるように、世界の要求と一致したその自己を完成させている。

 

奇跡講座テキスト  第31章  五 自己概念 対 自己  1.