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そのすべてが(この世界のすべての道が)死に至る。 ある道を行けば、寂寞感に襲われるまでの少しの間、あなたは楽しく旅をする。 またある道を行けば、すぐにも茨のとげを感じる。 選択できるのは、結末がどうなるかではなく、いつその結末が来るかだけである

 真の選択は幻想ではない。 しかし世界は真の選択を提供できない。 そのすべての道は、失望と虚無と死に至るだけである。 世界の選択にはこれ以外の選択肢はない。 ここに、問題からの脱出口を探し求めてはならない。 世界は、問題から逃れられなくする・・・・・・・・傍点)ために作り出されたのである。 世界の中のさまざまな道につけられたありとあらゆる異なった名前に騙されてはならない。 それらの道には一つの到達地点しかない。 そして、どれもみな、そこに到達するための手段でしかない。 なぜなら、出発の仕方がどれほど違っているように見え、進み方がいかに違っているように見えようとも、そのすべての道が行きつくところはここだからである。 到達地点は決まっている。 どれを選んでもそれは選択ではないからである。 そのすべてが死に至る。 ある道を行けば、寂寞感に襲われるまでの少しの間、あなたは楽しく旅をする。 またある道を行けば、すぐにも茨のとげを感じる。 選択できるのは、結末がどうなるかではなく、いつその結末が来るかだけである。

 

奇跡講座テキスト  第31章  四 真の選択肢  2.