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もし、あなたが罪(神から分離した存在)であるのなら、あなたはまさしく一個の肉体であるということになる

 罪は肉体の中にある。 それらは心の中には知覚されない。 罪は目的として見られることはなく、行動として見られる。 肉体は行動するが心は行動しない。 したがって、肉体がすることに関して非難されるべきものは肉体だということになる。 肉体は、あなたの命令に従うだけでそれ自体ではまったく何もしない受動的なものとは見なされていない。 もしあなたが罪であるのなら、あなたはまさしく一個の肉体であるということになる。 なぜなら、心は行動しないからである。 そして目的は、心の中ではなく、肉体の中にあるはずだということになる。 肉体は独自に行動し、自らを動機づけるということになる。 もしあなたが罪であるというのなら、あなたは心を肉体の中に閉じ込めて錠を下ろし、心の目的をその牢獄に与えているのである。 そして、牢獄が心に代わって行動する。 牢番は命令に従う者ではなく、囚人に対し命令を強要する者だということになる。

 

奇跡講座テキスト  第31章  三 自らを責める者  3.