答える前に、まずは次の言葉について考えなさい。
私が兄弟に与える答えは、私が求めているものである。 そして、私が彼について学ぶことは私が自分自身について学ぶことである。
それから、一瞬の間、静かにして待ち、これまでに聞いたと思ったすべてのことを忘れ、私たちがどれほど多くのことを知らないかを思い出そう。 この兄弟は私たちを導くのでもなく、私たちの後に従うのでもない。 ただ、私たちの傍らで、まったく同じ道を歩んでいるのである。 彼は私たちと同じである。 私たちが彼に認める度合いに応じて、彼は私たちが望むものに近くもなり、遠のきもする。 私たちは彼が共に浴することのない恩恵を得ることはなく、彼が前進しなければ私たちは後退する。 怒りではなく愛を抱いて彼の手を取りなさい。 なぜなら、彼の進歩の中にあなた自身の進歩を認めることができるからである。 そして、あなたが彼を安全に自分の傍らに保たない限り、私たちは別々に道を進んでいくことになる。
奇跡講座テキスト 第31章 二 キリストと共に歩む 6.