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自分で自分を傷つけない限り、誰が負傷したりするだろう。 真理においては、彼(神の子/あなた)に敵はいない。 そして、彼が夢によって(本体である実存が)襲撃されたりするだろうか

 往古からのレッスンは、新旧の対立によって克服されるのではない。 真理を知らしめるために、それが打ち負かされるのではなく、真理の魅力の前で敗北させるために、それに戦いが挑まれるのでもない。 準備すべき戦闘は存在せず、新しいレッスンをもたらすために費やすべき時間も、立てるべき計画もない。 真理に対抗して繰り広げられている往古の戦いは確かにあるのだが、真理はそれに応答しない。 そのような戦いにおいては、自分で自分を傷つけない限り、誰が負傷したりするだろう。 真理においては、彼に敵はいない。 そして、彼が夢によって襲撃されたりするだろうか。

 

奇跡講座テキスト  第31章  二 キリストと共に歩む  1.