生きているもので普遍的な意志を共有していないものはない。 それは、自らが全一であろうとする意志であり、あなたにもそれの呼びかけを聞かないままにはさせないという意志である。 あなたが答えなければ、それは死にゆくままにされる。 あなたがそれの呼びかけを、生命へと招く往古の呼びかけとして聞き、それがあなた自身による呼びかけに他ならないと理解したとき、それは死から救われる。 あなたの中のキリストは、神の愛を確かに知っており、その確信のすべてをもって、神を思い出す。 しかし、神の子が無垢である場合にのみ、神は愛であり得る。 というのも、もし神が無垢なるものとして創造したものが罪悪の奴隷になり得るとしたら、神はまさしく恐れそのものということになるからである。 神の完全無欠な子は、自分の創造を覚えている。 しかし、罪悪の中では、彼は自分が本当は何であるかを忘れ果てている。
奇跡講座テキスト 第31章 一 救済の単純さ 9.