兄弟の真の本性の代わりに保持していたいと思うような外観は一つもないと決断するとき、あなたはこれを見るだろう。 夢のほうを好むという誘惑により、ここに不確かさを入り込ませないようにしなさい。 彼の本性についての夢に誘惑されるとき、罪を犯して恐れる者となってはならない。 そうではなく、あなたが彼を見るとき、彼の中の不変なるものに取って代わる力を、夢に与えないようにしなさい。 もしあなたがその代わりに奇跡を要請するなら、ただ色褪せて消えていかないような偽りの外観は一つもない。 もしあなたが兄弟をその本性のままあらしめようとするなら、彼が免れられないような苦痛は一つもない。 なぜ、あなたが彼の中にキリストを見ることを恐れなければならないというのだろう。 あなたは自ら見るものの中にあなた自身を見るだけである。 彼が癒されるとき、あなたは罪悪感から解放される。 彼の外観はあなたの眼に映るあなた自身の外観だからである。
奇跡講座テキスト 第３０章 八 不変なる実相 6.