誘惑とは、幻想を実在のものにしたいという願望以外の何だろう。 それは実相が実在しないことを望む願望のようには見えない。 しかしそれが断言しているのは、いくつかの形の偶像は、あなたが実在性をもたせたいとは思わない偶像よりも強烈な魅力をもっている、ということである。 したがって、誘惑とは、奇跡がいくつかの夢には触れずに、それらの非実在性を曖昧にしたまま、代わりにそれらに実在性を与えてほしいという祈り以上のものではない。 そして、天国はこの祈りには答えない。 また、あなたが好まない外観を癒すために奇跡が与えられることもない。 あなたが限界を設定したのである。 あなたが求めるものは与えられるが、それは限界を知らない神から与えられるのではない。 あなたが自分自身を限定したのである。
奇跡講座テキスト 第30章 八 不変なる実相 3.