裁きからの脱出は、単に次のことにある。 すなわち、すべてのものは一なる目的をもっており、あなたはそれを全世界と共有しているということである。 それはあなたに属しているのと同様に、すべてのものに属しているので、世界のいかなるものもそれに対立することはできない。 単一の目的の中に、犠牲についてのすべての考えの終わりがある。 犠牲は、得る者と失う者に個別の目的を想定しなければならないからである。 この考えを離れて、いかなる犠牲の想念もあり得ない。 そして、複数の異なったゴールというこの考えが、知覚を移ろわせ、意味を変化させるのである。 統一された一なるゴールにおいては、こうしたことは不可能となる。 あなたの同意が解釈を安定させ、存続させるからである。
奇跡講座テキスト 第30章 七 新しい解釈 5.