当然のものとして認識された赦しは、癒しをもたらす。 看過することのできない外観というものはあり得ない

 当然のものとして認識された赦しは、癒しをもたらす。 それは、幻想を看過する強さを奇跡に与える。 このようにして、あなたは自分も赦されているはずだということを学ぶ。 看過することのできない外観というものはあり得ない。 もしそのようなものがあったとしたら、まず最初に、赦しが及ばない何らかの罪が存在していなければならないことになる。 間違い以上の誤り、すなわち、不変かつ永遠であり、訂正も脱出も不可能な特別な形をした誤りというものが存在することになる。 それは、被造物を取り消し、それに取って代わる世界を作り出し、神の意志を破壊する力をもった一つの間違いがあるということである。 このようなことが可能であった場合にのみ、奇跡に逆らって存続し、奇跡によって癒されることのない外観というものがあり得ることになる。

 

奇跡講座テキスト  第30章  六 赦しの正当性  5.