(相手への)攻撃が正当(悪いのは相手で自分は正しい)とされない限り、恐れが生じることはあり得ず、またもし恐れに実在する根拠があるとしたら、赦しには何の根拠もないことになる。 正当でない赦しは、攻撃である

 このように理解することが、実相世界を生起させて恐怖の夢と入れ替わらせることになる唯一の変化である。 攻撃が正当とされない限り、恐れが生じることはあり得ず、またもし恐れに実在する根拠があるとしたら、赦しには何の根拠もないことになる。 赦しの土台は非常に実在性があり充分に正当と認められるものだとあなたが知覚したとき、実相世界が達成される。 あなたがそれを不当な贈り物と見なしている間は、それは、あなたが「赦そう」としている罪悪を支持するものとならざるを得ない。 正当でない赦しは攻撃である。 そして、これがこの世界が与えることのできるすべてである。 世界は時には「罪人たち」を赦すが、彼らが罪を犯したことはいつまでも覚えている。 したがって、彼らは世界が与える赦しに値しないことになる。

 

奇跡講座テキスト  第30章  六 赦しの正当性  3.