偶像があなたを誘惑するときには、次のことを思い出しなさい。 『偶像が、罪悪感という「贈り物」以外の何かをもたらしてくれたことは一度もない』

 正直に振り返るのでない限り、後ろを振り返ってはならない。 そして、偶像があなたを誘惑するときには次のことを思い出しなさい。

 

 偶像が罪悪感という「贈り物」以外の何かをもたらしてくれたことは一度もない。 どれ一つとして苦痛という代価によらず買われたものはなく、その支払いをしたのはあなたひとりだけではなかった。

 

 だから、兄弟に対し慈悲深くありなさい。 あなただけでなく兄弟もその代価を支払うということを思い出し、軽率に偶像を選んではならない。 あなたが後ろを振り返るとき、彼の進行は遅れ、あなたも自分がの愛に満ちた手を握っているのかを知覚しないだろう。 だから、前を見なさい。 恐れの拍動ではなく希望の鼓動が高鳴る幸せなこころで、自信を抱いて歩みなさい。

 

奇跡講座テキスト  第30章  五 唯一の目的  10.