恐れの世界の中で兄弟たちが目的においてつながり合うとき、彼らはすでに実相世界の端に立っている。 おそらく彼らは、まだ後ろを振り返り、自分の望む偶像が見えると思うだろう。 しかし、彼らの道はすでに偶像から遠ざかり実相へと向かって確実に敷かれている。 彼らがお互いの手を取ったとき、彼らが握ったのはキリストの手だったからであり、彼らは自分が手を握っているキリストを見ることになるからである。 キリストの顔が、父が思い出される前に見られるものである。 なぜなら、神の子が赦しを超えて神の愛に達するまでは、神は忘れられたままとならざるを得ないからである。 だがまず最初にキリストの愛が受け入れられる。 そして、それから、神とキリストが一体だという智識が訪れるだろう。
奇跡講座テキスト 第30章 五 唯一の目的 7.