（あなたの実相とあなたとの間の）存在していない隔たりは、無数の形をした玩具（偶像／幻想）で埋められている

　存在していない隔たりは、無数の形をした玩具で埋められている。 そして、そのそれぞれが、あなたがそれらに定めたルールを破るかに見える。 それは決してあなたが思っていたようなものではなかった。 あなたが作った安全のルールは間違っていたので、それらのルールを破るように見えざるを得ないのである。 しかし、あなた自身（・・・・・傍点）は決して危険にさらされてはいない。 飛び出してきた頭やキーキーと音をたてる玩具が自分にとって脅威ではないとわかった子供がするように、あなたもそれらを見て笑うことができる。 しかし、子供は、それらの玩具で遊ぶことを楽しんでいる間は、依然として、それらが自分の楽しみのために作ったルールに従っていると知覚する。 したがって、そこにはまだ守るべきルールがあって、玩具がそれらに違反して彼を脅かせるように見えることになる。 しかし、子供は実際に（・・・傍点）玩具に翻弄されているのだろうか。 そして、玩具は彼にとって脅威を表象するものであり得る（・・・・傍点）だろうか。

奇跡講座テキスト　 第３０章　　四　幻想の背後にある真理　 3.