神がご自身と同じように完全無欠な者として創造した心の中に、裁きの夢が入った。 そして、その夢の中で、天国は地獄に変えられ、神は神の子の敵にされた。 神の子はどうすればこの夢から目を覚ますことができるのだろうか。 それは裁きの夢である。 したがって、彼は裁かずにいなければならない。 そうすれば、彼は目覚めるだろう。 夢は、彼自身がその一部である間は続いていくように見える。 裁いてはならない。 裁く者には、裁きが自分の身に下されないようにするための偶像が必要になる。 また、彼には自分が有罪宣告を下した自己を知ることもできない。 裁いてはならない。 裁けば自分自身を邪悪な夢の一部とすることになるからであり、その夢の中では、偶像が、あなたの「真の」アイデンティティーとなり、恐怖と罪悪感の中で自分自身に下した裁きからの救済となるからである。
奇跡講座テキスト 第29章 九 赦しの夢 2.