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何をより多くであるかは、問題ではない。 とにかく、より多くの何かのために偶像(獲得により自分に幸せをもたらすであろう何か)は存在する。 偶像は、より多くを得るための手段である。 神の意志に反しているのは、まさにこのことである

偶像を崇拝する一人ひとりが、自分の特別な神々が自分に他者の所有しているものよりも多くのものを与えてくれるだろうという希望を抱いている。 より多くでなければならない。 何をより多くであるかは問題ではない。 より多くの美、より多くの地制、より多くの富、さらには、より多くの苦難や苦痛でさえもが、その対象である。 とにかく、より多くの何かのために偶像は存在する。 そして、一つの偶像がしくじれば、もう一つがその代わりとなって、他の何かをより多く見つけるという希望を携えてくる。 その「何か」が纏う形に騙されてはならない。 偶像は、より多くを得るための手段である。 神の意志に反しているのは、まさにこのことである。

 

奇跡講座テキスト  第29章  八 反キリスト  8. /2