偶像はどこにあるのだろうか。 どこにもないのである! 無限なるものの中に隔たりがあり得るだろうか。 時間が永遠を中断させられる場所があるだろうか。 すべてが光そのものであるところに設けられる闇の場所や、果てしなきものから切り離された陰鬱な洞穴にとって、存在できる場所などない。 偶像の居場所は、神が永遠にすべてのものを配し、神の意志以外のいかなるものにも存在する余地をまったく残さなかった場所の外側である。 偶像は無であり、どこにも存在しないが、神は一切であり、あらゆる場所に遍在する。
奇跡講座テキスト 第29章 八 反キリスト 7.