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偶像とは、偽りの信念である。 すなわち、何らかの形の反キリストであり、それがあなたに見えるものとキリストとの間に一つの隔たりを構築している。 それはあくまでも(自我の)想念であり、その源の心から離れることはできない。 すべての形の反キリスト(すなわち偶像)は、キリストに対立する

 偶像とは、偽りの印象もしくは偽りの信念である。 すなわち、何らかの形の反キリストであり、それがあなたに見えるものとキリストとの間に一つの隔たりを構築している。 偶像とは、具体化され形態を与えられた願望であり、それにより、実在するものとして知覚され、心の外側に見られているものである。 しかし、それはあくまでも想念であり、その源の心から離れることはできない。 その形態もまた、それに表象される想念から離れてはいない。 すべての形の反キリストは、キリストに対立する。 そして、それは黒いベールのごとくキリストの顔の前に垂れ下がり、あなたをキリストから切り離し、闇の中に一人にするかに見える。 しかし光はそこにある。 雲が太陽を消すことはない。 それと同じように、ベールは、それが分離させているかに見えるものを取り除くことはできず、また、光そのものをほんのわずかでも暗くすることはできない。

 

奇跡講座テキスト  第29章  八 反キリスト  3.