しかし夢は、眠っている心の中以外のどこにあるだろう。 そして夢は、自らが外へ投影する映像を実在させることができるだろうか。 私の兄弟よ、時間を省きなさい。 時間が何のためにあるのかを学びなさい。 そして、偶像がそこに見られることによって悲しく病んだものにされてしまった世界において、偶像の終焉を早めなさい。 あなたの神聖な心は神への祭壇であり、神の居るところに偶像がとどまることはできない。 神に対する恐れは、偶像を失うことへの恐れにすぎない。 それはあなたの実相を失うことに対する恐れではない。 しかし、あなたは自分の実相を偶像にしてしまったので、真理の光に対抗してそれを保護しなければならない。 そして全世界が、この偶像を保持できるようにするための手段となる。 こうして救済は、生命を脅かし、死を差し出すかに見える。
奇跡講座テキスト 第29章 七 自分の外を探すのはやめなさい 9.