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彼(この世界に来る者/神から分離したあなた)は、内なる神の子(あなたの実相)を殺して、自分が神の子に対する勝利者であることを証明しようとしているのである。 これがあらゆる偶像(自分をより完全にしてくれそうなもの)がもつ目的である

 消えようとしない幻想は彼を駆り立て、次から次へと幾千もの偶像を追求させる。 そしてそのどれもが彼の期待を裏切るだろう。 ただし、一つだけ例外がある。 というのも、彼はいずれ死ぬことになるからである。 そして彼は、自分の探し求めている偶像がまさに自分の死に他ならないということを理解していない。 その形は彼の外側にあるように見える。 しかし、彼は内なる神の子を殺して自分が神の子に対する勝利者であることを証明しようとしているのである。 これがあらゆる偶像がもつ目的である。 なぜなら、これが偶像に課せられた役割であり、これが達成不可能な役割だからである。

 

奇跡講座テキスト  第29章  七 自分の外を探すのはやめなさい  3.