もし夢の中に登場する人物の一人ひとりに「適切な」役割を割り振ったのがあなたでなかったなら、あなたの夢はどれほど幸福なものになることだろう。 彼についてのあなたの考え以外に、彼がそむくものはなく、これ以外に裏切りというものはない。 聖霊が与える夢は、恐れを核心とするものではない。 外装は変わるようには見えないかもしれないが、別のものを包むがゆえにそれらが意味するものは変わっている。 知覚されるものは目的により決まる。 すなわち、それらは、知覚の用途の通りのものに見えるということである。 助けを差し出す機会をもたらすことが夢の機能となるとき、攻撃する影法師は助ける機会をあなたに提供する兄弟となる。 そのようにして、悲しみの夢は喜びの夢に変わる。
奇跡講座テキスト 第29章 四 夢の中の役割 5.