あなたが怒っているとき、その理由は自分が割り振った機能を相手が果たしそこなったからではないだろうか。 そして、このことがあなたの攻撃が正当化される「理由」になっているのではないだろうか。 あなたにとって好ましいと思える夢とは、自分が与えた機能が果たされている夢であり、自分にあると見なした必要が満たされている夢である。 それらが満たされるか、あるいは単に望まれただけであるかは、問題ではない。 それらが存在するという考えから、恐れが生じるのである。 夢は強く望まれたり、弱く望まれたりするのではない。 夢は望まれるか望まれないかのいずれかである。 そしてそれぞれの夢があなたが指定した何らかの機能を表象している。 それは、出来事や肉体や物事が表象すべき何らかのゴールであり、それらがあなたのために達成すべきゴールである。 もしそれが成功すれば、あなたはその夢を好ましいと考える。 それが失敗すれば、あなたはその夢は悲しいと考える。 しかし、それが成功するか失敗するかは夢の核心ではなく、浅薄な外装にすぎない。
奇跡講座テキスト 第29章 四 夢の中の役割 4.