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あなたは、自分自身を(自分一人で)目覚めさせることはできない。 しかし、(救済者〔兄弟〕によって)自分が目覚めさせてもらえるようにすることはできる

 肉体と死の夢の中に、それでも真理のテーマが一つある。 それは、ほんの小さな閃光以上のものではないかもしれないが、闇の中に創造された小さな光の空間であり、そこでは今でもが輝いている。 あなたは自分自身を目覚めさせることはできない。 しかし、自分が目覚めさせてもらえるようにすることはできる。 あなたは兄弟の夢を看過することができる。 あなたは兄弟の抱く幻想について本当に完璧に彼を赦すことができるので、彼はあなたの夢からあなたを自由にする救済者となる。 そうして、闇の中にあってもがとどまっている光の空間において、彼が輝いているのをあなたが見るとき、あなたは彼の肉体があるところに神ご自身が居るのを見るだろう。 この光の前で、肉体は姿を消す。 それは、重々しい影も光には道を譲らざるを得ないのと同じである。 闇は肉体が存続するという選択はできない。 光の到来は、闇が消え去ったことを意味する。 そのとき、あなたは兄弟を栄光の中に見るだろう。 そして、自分を分離させておくものとして長い間知覚してきた隔たりを真に満たすものは何かを理解するだろう。 隔たりがあったその場所に、の証人が親切な優しい道を神の子に用意した。 あなたが赦す相手には、あなたの幻想についてあなたを赦す力が与えられる。 あなたからの自由の贈り物によって、自由があなたに与えられる。

 

奇跡講座テキスト  第29章  三 神の証人たち  3.