神となることを求められる肉体は攻撃されることになる。 なぜなら、その虚無性が認識されていないからである。 それゆえに、肉体はそれ自身のうちに力を宿した物体のように見える。 何ものかである肉体は、知覚されることができ、感じたり行動したり、あなたを囚人としてその中に捕縛し続けたりするものとして考えられることができる。 また、それはあなたの要求したものになりそこなうこともある。 そして、あなたは肉体をその卑小さのゆえに憎むだろう。 そのときあなたは、その失敗は肉体が期待に応えるものではないということにあるのではなく、肉体が無であることをあなたが知覚しそこなっていることに起因する、ということに留意していない。 しかし、肉体が無であることこそがあなたの救済である。 そしてあなたは救済から逃げようとしている。
奇跡講座テキスト 第29章 二 賓客の到来 9.