病気とは、肉体に肉体ではないものになるようにという要求である。 肉体の虚無性が、肉体が病気になり得ないということの保証である。 肉体にこれ以上のものであることを求めるあなたの要求の中に、病気という考えが内在している。 なぜなら、それは神に対して神の真の本質以下のものであることを求めているからである。 そうすると、あなたはどうなるのだろうか。 というのも、その犠牲を求められているのは、他ならぬあなただからである。 神はご自身の一部がもはやご自身のものではないと告げられる。 神はあなたの自己を犠牲にしなければならず、あなたは神の犠牲において増大し、神はあなたを失うことによって減じられる。 そして、神から去ったものがあなたの神となり、あなたが神の一部とならないようにあなたを保護する、ということになる。
奇跡講座テキスト 第29章 二 賓客の到来 8.