それが生ける神の約束である。 すなわち、神の子が生命をもち、生きとし生けるもののすべてが彼の一部であり、それ以外のいかなるものも生命をもたない、ということである。 あなたが「生命」を与えたものは生きてはおらず、それは、死を生命と知覚し、生きることを死ぬことであると知覚して、生命から離れて生きていたいというあなたの願望を象徴しているだけのものである。 ここでは次から次へと混乱が続いていく。 というのも、この世界は混乱を土台としてきたからであり、それより他に、世界が立脚するものはないからである。 世界は常に変化しているように見えるが、その土台が変わることはない。 だが、それこそが混乱を意味する状態でなくて何だろう。 混乱している者たちにとって安定は無意味であり、変移や変化が、彼らが人生の拠り所とする法則である。
奇跡講座テキスト 第29章 二 賓客の到来 6.