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あなたは、自分と兄弟の間には何も遮るものがないことを知りたいと思っているだろうか。 自分の救済者(兄弟)は、もはや自分の敵ではないということを学ぶ者たちは、ある種の衝撃を受ける

 肉体はゴールをもたないものだが、その肉体が、あなた自身が保持して無理やり肉体に維持させている変わりやすいゴールについての、あなたの言い訳となっている。 あなたは肉体の弱さを恐れているのではなく、肉体には強さも弱さも欠如していることを恐れているのである。 あなたは自分と兄弟の間には何も遮るものがないことを知りたいと思っているだろうか。 自分がその奥に隠れることのできる隔たりは存在していないということを、知りたいと思っているだろうか。 自分の救済者はもはや自分の敵ではないということを学ぶ者たちは、ある種の衝撃を受ける。 肉体は実在しないと学ぶことによって、警戒心がかき立てられる。 そして、「は愛である」という幸福なメッセージの周りに恐れのごとき意味合いが色濃く漂う。

 

奇跡講座テキスト  第29章  一 隔たりを閉じる  8.