この世界は、あなたがひとりで居ることができ、自分から離れている者たち(兄弟たち)に影響を与えずに思考できるという、夢(幻想)にすぎない。 不信とは、病気である

 しかし、あなたは決してひとりでそうなるのではない。 この世界は、あなたがひとりで居ることができ、自分から離れている者たちに影響を与えずに思考できるという、夢にすぎない。 ひとりで居るということはあなたが離れていることを意味し、もし離れているなら、あなたは病気である以外にない。 このことは、あなたが離れているに違いないということを、証明するかに見える。 しかし、それが意味していることは、ただ、あなたが不信に対して忠実でいるという約束を守ろうとしたということだけである。 しかし、不信とは病気である。 それは、藁の上に立てられたような家のようなものである。 それ自体はきわめて堅固で実体あるものに見える。 しかし、その安定性は、その土台を抜きにして判断することはできない。 もしそれが藁の上に立っているのなら、扉にかんぬきをかけたり、窓に錠をおろし、ねじ釘を固く締めたりする必要はない。 それは風が吹けば倒壊し、雨が降れば流されて忘れ去られるだろう。

 

奇跡講座テキスト  第28章  七 安全の箱舟  5.