あなたは自分の安全のすべてがある場所として、また自分の自己が、自分の作り出したものによって安全に隠される場所として、幻想と真理の間の小さな隔たりというものを、思いついた。 ここに病んでいる世界が築かれており、これが、肉体の眼が知覚する世界である。 ここに肉体に聞こえる音があり、肉体の耳が聞くようにと作り出された声がある。 しかし、肉体に知覚できる光景や音は無意味である。 肉体には見ることも聞くこともできない。 そもそも見るとはいかなることか、聞くとはいったい何のためのものかを知らない。 肉体は、判断したり理解したり知ったりすることができないのと同様、ほとんど知覚することもできない。 その眼は盲ており、その耳は聞こえない。 それは考えることもできず、したがって、結果をもたらすこともできない。
奇跡講座テキスト 第28章 五 恐れの夢に代わるもの 4.