夢を見る者(あなたの救済のために役割を負った兄弟)を赦し、彼は彼自身が作り出した夢ではないことを知覚すれば、(もはや)あなたが邪悪な夢を共有することはない

 夢を見る者を赦し、彼は彼自身が作り出した夢ではないことを知覚すれば、あなたが邪悪な夢を共有することはない。 したがって、彼があなたの夢の一部となることはできず、あなた方二人とも、あなたの夢から自由になる。 赦しは、夢を見る者を邪悪な夢から引き離し、そうすることによって彼を解放する。 覚えておくべきは、もし邪悪な夢を共有するなら、あなたは自分が自分の共有しているその夢だと信じることになるということである。 そして、それを恐れて、あなたは自分自身のアイデンティティーを知りたいとは思わなくなる。なぜなら、あなたはそれが恐ろしいものだと考えるからである。 そうして、あなたは自分の自己を否定する。 そして、あなたの創造主が作り出していない異国で、あなたがあなたではない何かに見える場所を歩くことになる。 あなたは、自分の敵のように見える自らの自己に戦いをしかけ、自分が憎んでいるものの一部であるとして、自分の兄弟を攻撃するだろう。 妥協は存在しない。 あなたはあなたの自己か、一個の幻想か、どちらか一方でしかない。 幻想と真理との中間に、何があり得るだろう。 あなたがあなたではない何かであり得る中間の場所とは、夢に違いなく、真実であるはずがない。

 

奇跡講座テキスト  第28章  五 恐れの夢に代わるもの  3.