あなたは、自分自身の中の何が実在するもので、何が幻想にすぎないのかを知らず、それらを区別することができない

 今、ここで、確かさを見出す道がある。 恐ろしい夢がどんな形で現れようと、そうした夢の一部になることは拒否しなさい。 それらの夢の中では、あなたはアイデンティティーを失うことになるからである。 それらを、自分の原因となっていて自分に結果を与えているものとして受け入れないことにより、あなたは自分自身を発見する。 そうした夢からは離れて立つが、夢を見ている者からは離れない、ということである。 そのようにして、あなたは夢を見ている者を夢から切り離し、一方に加わるが、他方は去らせる。 その夢は心の中の幻想にすぎない。 そして、あなたはその心とひとつに結びつきたいのであり、決して夢と結びつきたいのではない。 あなたが恐れているのは夢であって、心ではない。 あなたはそれらを同一のものと見ている。 なぜなら、自分自身を・・・・・傍点)、夢にすぎないと考えているからである。 そしてあなたは、自分自身の中の何が実在するもので、何が幻想にすぎないのかを知らず、それらを区別することができない。

 

奇跡講座テキスト  第28章  四 大いなるつながり合い  2.