この祝宴は、この世界の夢想が見せていたものとはまったく異なるものである。 なぜなら、ここでは誰かが多くを受け取れば受け取るほど、さらに多くが残されて、他の者たちが共有できるようになるからである。 賓客たちは、無限の蓄えをもってきた。 そして、誰も奪われることも、奪うこともできない。 ここにあるのは、父が子の前に並べ、彼と等しく分かち合う祝宴である。 そして、彼らの分かち合いの中には、豊かさが衰えてやせ細るような隔たりはあり得ない。 そして、終わりなきこの祝宴を時間が待つことはなく、飢饉の年もここに入り込むことはできない。 なぜなら、愛は、あなたから賓客たちを引き離しておくように見えた空間に、この宴の席を設けたからである。
奇跡講座テキスト 第２８章 三 つながるという合意 9.