それならば、白銀の奇跡と黄金の幸福な夢だけを、あなたが世界の蔵にたくわえる宝のすべてとしなさい。 この蔵の扉は開かれている。 盗人に対してではなく、兄弟たちのために開かれており、きらめく小石を黄金と見間違え、白銀のごとく輝いた一塊の雪を蔵にたくわえた彼らは、飢え死にしそうになっている。 開かれた扉の奥には彼らのために何も残されていない。 この世界とは、永遠を切り刻み、月日や歳月といったものにするために知覚されている小さな隔たり以外の何だろうか。 そして、この世界の中に生きているあなたとは、それぞれが別々の不確かな土塊の中に隠されている、砕け散った神の子の絵の断片以外の何だろうか。
奇跡講座テキスト 第２８章 三 つながるという合意 7.